国を持たない来訪者は象の国では、動かざるものとして妖精の国とは違い硬く外部からの来訪者を禁じていた。
町は壁に囲まれて昼間は暑く、夜も寝苦しい。
草木は熱風を遮るために建てられた壁の中の町にしかはえず、生き物が住むには厳しそうだ。
船に飛び込んできたネイチャーのガキがいたお陰で、彼をパスポートがわりに我々は国に立ち入ることができた。
象の国は多少は妖精の国と交流があるそうで、彼がいなければ壁の外で船にこもろうにもげんかいがあった。

あまり妖精の国から遠く離れているところにいるようではなさそうだ。

象自ら会うとのことだったが、もう何日も客室におり、なかなか象に会うまでには時間がかかりそうだ。